江原道(カンウォンド)旅行ガイド2026:ソウルから2時間で行ける韓国の絶景秘境

「ソウルは何度も行ったけど、次はどこへ?」——そんな方にぜひ提案したいのが、江原道(カンウォンド)です。韓国最大の道(県)である江原道は、東海(日本海)に面した海岸線と雄大な山岳地帯を兼ね備えた、まさに「自然の宝庫」。2026年は「江原道訪問の年(강원 방문의 해)」として、韓国政府が全力で観光プロモーションを展開しています。
キャンペーン開始からわずか1年で1億4,000万人以上が訪れたという江原道。でもご安心ください——ソウルのような混雑とは無縁です。広大な自然の中に観光客が分散するため、どこへ行っても「ゆったりした韓国」を体験できます。2026年の春こそ、江原道デビューの絶好のチャンスです。
江原道のエリア別おすすめスポット
束草(ソクチョ)&雪岳山国立公園
束草(속초)はソウルの東ソウルターミナルから高速バスで約2時間30分。ソウルとは別世界の、素朴な港町の雰囲気が漂います。
まず立ち寄りたいのが束草中央市場。揚げイカ(오징어 튀김)と活魚刺身が名物で、朝から地元の人々でにぎわっています。市場でエネルギーを補給したら、バスで30分の雪岳山国立公園(설악산)へ。ユネスコ生物圏保護区に指定されたこの公園は、韓国を代表する山岳景観を誇ります。
ロープウェイで権金城(권금성)まで上がれば、尖塔のような花崗岩の峰々が360度広がります。健脚の方には蔚山岩(울산바위)トレイル(往復約6km)もおすすめ。4月は山麓に山桜が咲き乱れ、絶好のハイキングシーズンです。
江陵(カンヌン):カフェ文化と2018年冬季五輪の街
江陵(강릉)はKTXでソウルから約2時間とアクセス抜群。韓国のカフェ文化を語る上で欠かせない「安木カフェ通り(안목커피거리)」があるのがここです。東海を眺めながらスペシャルティコーヒーを楽しめるオーシャンフロントカフェが並び、SNS映えスポットとして絶大な人気を誇ります。
コーヒーだけじゃない江陵の魅力:
- 鏡浦臺(경포대):湖面に映る空が美しい伝統的な楼閣
- 烏竹軒(오죽헌):韓国5,000ウォン紙幣に描かれた偉人・申師任堂ゆかりの邸宅
- 2018年冬季五輪の遺産:世界水準のスポーツ施設が今も利用可能
予算目安(江陵1日):
- 交通(往復KTX):約12,000〜15,000円
- カフェ+食事:約2,000〜4,000円
- 観光スポット:ほぼ無料〜1,000円
襄陽(ヤンヤン):韓国随一のサーフポイント
韓国でサーフィンといえば襄陽(양양)。サーフィービーチ(Surfyy Beach)や竹島ビーチ(죽도해변)周辺には、バリ島を思わせるサーフショップやビーチカフェが立ち並び、若い韓国人旅行者に大人気。
日本のサーフィン文化が好きな方にも、この景色と雰囲気はきっとピンとくるはず。サーフィン未経験でも体験レッスンが充実しているので安心です(約1〜2時間のレッスン:5,000〜8,000円程度)。
4月の洛山寺(낙산사)は見逃せません。断崖絶壁の上に建つ仏教寺院で、境内の桜が満開を迎えます。韓流ドラマのロケ地としても有名な場所です。
アクセス:ソウルからバスで約2時間30分、または金浦空港から格安フライトで約1時間。
春川(チュンチョン):タッカルビと絶景ケーブルカー
ソウルから龍山駅からITXで約1時間30分の春川(춘천)は、日帰りでも十分楽しめるコスパ抜群の目的地。
春川といえば何よりタッカルビ通り(닭갈비 골목)。コチュジャンベースのタレで炒めた辛い鶏肉料理は、ここが発祥の地。締めのチーズご飯炒めまで食べたら、かなりのボリュームです(1人前約1,500〜2,000円)。
食後は:
- 玉渓庭苑アーボレタム(옥계정원 수목원):ヨーロッパ風の24のテーマ庭園
- レゴランド・コリア・リゾート:家族連れに大人気
- 三岳山ケーブルカー(삼악산 케이블카ー):春川の湖と山を一望
原州(ウォンジュ)&平昌(ピョンチャン)
原州の見どころは小金山吊り橋(소금산 출렁다리)——全長404mで韓国最長、一部にガラス張りの床がある スリル満点の吊り橋です。
平昌(평창)*は2018年冬季五輪の舞台。大関嶺羊の牧場(대관령 양떼목장)は、なだらかな丘に羊が群れる牧歌的な風景で、インスタ映えの人気スポット。月精寺(월정사)は五台山の杉並木参道が神秘的な古刹です。冬はヨンピョン、ハイワン、アルペンシアなど世界水準のスキー場が稼働します。
韓流ファン必見:BTSゆかりの地
江原道にはBTSの公式撮影地が25か所と、韓国全域で最多の集中度を誇ります。春川では「Run BTS」の撮影地を巡るファンが後を絶たず、束草近郊には名曲「Spring Day」のMVロケ地も。韓国観光公社が公式マップを公開しているので、BTSファンなら必ずチェックを。
2026年江原道旅行の実用情報
ソウルからのアクセスまとめ
| 目的地 | 所要時間 | 交通手段 |
|---|---|---|
| 江陵 | 約2時間 | ソウル駅発KTX |
| 春川 | 約1時間30分 | 龍山駅発ITX |
| 束草 | 約2時間30分 | 東ソウルターミナル発高速バス |
| 襄陽 | 約2時間30分 | バス、または金浦から格安フライト |
「江原道訪問の年」特典
2026年を通じて、参加ホテル・ペンションで宿泊費20〜40%割引が適用されます。AgodaとJALビジネスラボの提携パッケージや、韓国版じゃらん「ヤノリャ」での特別プランも多数展開中。訪問前に公式サイト(visitgangwon.kr)で確認してみてください。
おすすめ時期
- 春(3〜5月):桜、山野草、ハイキングの最盛期。4月は「今月のおすすめ」として英月(영월)・襄陽(양양)が公式指定
- 夏(6〜8月):サーフィン・海水浴シーズン
- 秋(9〜11月):紅葉の美しさは日本に劣らず。特に雪岳山の色づきは壮絶
- 冬(12〜2月):ハイクラスのスキーリゾート
3泊4日モデル予算(1人)
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 東京→ソウル往復 | 3〜6万円(時期による) |
| ソウル⇔江原道交通 | 1,500〜2,500円 |
| 宿泊(3泊) | 8,000〜20,000円(割引適用後) |
| 食費・入場料等 | 5,000〜10,000円 |
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さあ、江原道へ出発しよう
2026年の江原道は、これまでと違います。政府の後押し、宿泊割引、整備されたトレイル、充実したコンテンツ——旅行者にとってこれほど恵まれた条件が重なる年はなかなかありません。
ソウルから近く、英語や日本語が通じるスタッフも増えてきた今、初めての江原道デビューにも最適なタイミング。春の澄んだ空気の中、コーヒー片手に東海を眺める体験があなたを待っています。