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April 28, 2026
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釜山グルメ完全ガイド2026:「テイスト・オブ・プサン」公式ガイド

釜山グルメ完全ガイド2026:「テイスト・オブ・プサン」公式ガイド

はじめに

韓国旅行で「釜山に行くなら何を食べるべき?」と調べ始めると、情報が多すぎてどこから手をつければいいか迷いませんか?そんなときに頼りになるのが、釜山市が2026年4月に正式公開した公式グルメガイド「テイスト・オブ・プサン 2026(Taste of Busan 2026)」です。

このガイドは単なるレストランリストではありません。146軒の飲食店情報を韓国語・英語・中国語・日本語の4言語で収録し、さらに50店舗ではQRコードをスキャンすると日本語メニューが確認できます。シェフへのインタビュー、食材の生産者プロフィール、釜山の食文化を支える農業・漁業の物語まで盛り込まれた、まるで食の旅雑誌のような仕上がりです。

2025年に釜山を訪れた外国人観光客は史上初めて300万人を突破し、そのうち81%が「食べることが旅の主な目的」と回答しています。ナショナルジオグラフィックが2026年に注目すべき旅先として韓国を選んだのも納得です。釜山グルメの黄金期が始まっています。


テイスト・オブ・プサン 2026とは?

釜山広域市が公式に発行した無料の観光グルメガイドブックです。市内の観光案内所で印刷版を無料配布しており、2026年4月中旬からはフォトカード(無料)も一緒に受け取れます。デジタル版は visitbusan.net で公開中。出発前にエリア別・ジャンル別で事前リサーチができます。

50店舗に設置されたQRコードからは、日本語を含む最大7言語のメニューにアクセス可能。英語・日本語・簡体字中国語・繁体字中国語・ベトナム語・ロシア語・アラビア語に対応しています。韓国語が読めなくても、かなり安心して注文できますよ。


絶対に食べたい!釜山を定義する6つの料理

釜山の食文化はソウルとはまったく別物です。この6皿を知っておくと、メニューを見るときの視点が変わります。

ミルミョン(밀면)— 小麦冷麺

日本人にとって最も親しみやすい釜山料理のひとつ。朝鮮戦争中にそば粉が不足したため、小麦粉で代替した冷麺として生まれたのがミルミョンです。冷たい肉ダシのスープに小麦麺を入れ、ゆで卵とキュウリをトッピング。日本の冷やし中華とは別物ですが、どこか「ああ、これ好き」と感じる親しみやすさがあります。スープ入り(물밀면)と混ぜ麺スタイル(비빔밀면)の両方を頼んでみてください。

テジクッパ(돼지국밥)— 豚骨クッパ

釜山の朝ごはんといえばこれ。白濁した豚骨スープにご飯を入れ、薄切りの豚肉をのせた一杯。日本のラーメンで言えば豚骨に近いコクとうまみがありますが、スープはさらりとしていて食べ飽きません。カクテキ(大根キムチ)とネギをたっぷりのせて食べるのが釜山流。これを朝7時から食べている地元の人を見ると、なぜか正しいことをしている気になります。

東莱パジョン(동래파전)— ネギの海鮮チヂミ

釜山・東莱地区発祥の特製チヂミ。ソウルのものより厚みがあり、外はカリッと、中はしっとり。大量のネギと新鮮な海鮮がぎっしり詰まっています。マッコリとの相性が抜群で、このペアリングは何百年も前から変わっていません。

ジェチョプグク(재첩국)— シジミのお吸い物

釜山・洛東江河口産のシジミを使った澄んだスープ。あっさりしていながら旨みが深く、二日酔いの翌朝に最高との評判は本物です。日本人が「あ、これは味噌汁の遠い親戚だ」と感じるような、懐かしくて新しい一杯。朝食に注文するのがベストです。

シアッホットク(씨앗호떡)— 種入りホットク

日本のコンビニでも売られているホットク(韓国風パンケーキ)ですが、釜山・国際市場で食べるシアッホットクは別格です。中に種の実、ナッツ、はちみつが詰まっていて、カリカリの生地と一緒に頬張ると口の中でとろける。紙コップに入れて持ち歩きながら食べるのが正解。

オムク(어묵)— 韓国おでん(魚のすり身)

韓国のおでんの発祥地が釜山であることを知っていましたか?南浦洞周辺の屋台で温かいスープと一緒にいただくオムクは、釜山でしか味わえない本場の味。日本のちくわやはんぺんとどこか似ているようで、食感も味も違う。食べ比べてみると面白いですよ。


エリア別!釜山のグルメスポット4選

南浦洞 / 国際市場(남포동 / 국제시장)

釜山のストリートフードの聖地。国際市場内の「アリラン通り」には創業60年超の屋台が並び、忠武キンパプ・チヂミ・手打ち麺が楽しめます。BIFFスクエア周辺ではオムクとホットクの屋台が密集。ここを起点に釜山グルメの旅を始めましょう。

アクセス: 地下鉄1号線 南浦駅

西面市場(서면시장)

地元の人が日常的に通う下町の食堂街。カルグクス、マンドゥ、トッポッキ、スンデ、豚足など、ソウルよりも少しワイルドな雰囲気で釜山の日常食が楽しめます。観光地化されていない分、よりリアルな釜山を感じられる場所です。

アクセス: 地下鉄1・2号線 西面駅

富平カンコン市場(부평깡통시장)

午後5時以降に活気づく屋根付きナイトマーケット。中韓融合スナックや格安ローカルフードが並び、タンフル(飴がけフルーツ串)や揚げ物など、ここでしか食べられないものが多数。夜食がてら立ち寄るのがおすすめ。

アクセス: 地下鉄1号線 富平駅

チャガルチ市場(자갈치시장)

韓国最大の水産市場。1階では活タコ・カニ・ホヤなどを販売し、2階の食堂では購入した魚介を調理してもらえます。日本の豊洲市場とは雰囲気がまったく違う、エネルギー満載の場所。生きた食材が目の前を通り過ぎる体験は、一度すると忘れられません。

アクセス: 地下鉄1号線 チャガルチ駅


釜山で食事をするときの実用マナー

チップは不要です。 韓国の飲食店ではチップの習慣がありません。置いていくと気まずくなることがあります。

店員の呼び方。 「저기요(チョギヨ)」と声をかければOK。「あのー」くらいのニュアンスで、どんなお店でも使えます。注文時は「주세요(チュセヨ)」を語尾につけると丁寧に伝わります。

おかず(パンチャン)は無料で何度でも。 韓国の食堂では小皿料理が無料でついてきて、なくなったら追加してもらえます。遠慮せず食べましょう。

ひとり飯は当たり前。 釜山でも一人で食事する人は多く、変な目で見られることはありません。ひとりで入っても普通に歓迎されます。

キオスク注文。 人気のテジクッパ店などではセルフ注文機を導入している場合があります。写真付きメニューが多いので、韓国語がわからなくても大丈夫。


おわりに

釜山の食は、知れば知るほど深い。テイスト・オブ・プサン 2026は、その入り口を外国人観光客にも丁寧に開いてくれる存在です。visitbusan.netで事前にお気に入りをチェックして、現地では観光案内所で印刷版を手に入れて、ミルミョンとテジクッパを両方食べてみてください。

食べることが旅の目的になる場所——釜山はまさにそんな街です。ぜひ、次の韓国旅行で体験してみてください!


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