RESCENE(リセンヌ):ミナミの「ギャル」スタイルと「巨済ヤッホー」で話題沸騰のK-POPガールズグループ

RESCENE(リセンヌ):ミナミの「ギャル」スタイルと「巨済ヤッホー」で話題沸騰のK-POPガールズグループ
最近、韓国のSNSやYouTubeを開くと、あるガールズグループの切り抜き動画がおすすめに流れてきませんか?日本人メンバーの「ギャル」スタイルや、「巨済(コジェ)ヤッホーー!」という謎の掛け声、「新羅の姫」と呼ばれるゼナ、そして飾らないVlogをアップするウォニ。これらすべてが、現在韓国で爆発的な話題を呼んでいる5人組ガールズグループ「RESCENE(リセンヌ)」のミームです。
ウォニ、リブ、ミナミ、メイ、ゼナの5人で構成されるRESCENEは、もともと「香り」をコンセプトにした独自の世界観を持つグループでした。しかし、2026年の大ブレイクは、音楽番組でのパフォーマンスだけでなく、ネット上の口コミやミーム(Meme)が火付け役となりました。日本人メンバーであるミナミの強烈な「ギャル」コンセプト、ウォニの個人YouTubeチャンネルを通じたファンとのリアルな交流、そして過去の楽曲『LOVE ATTACK』のチャート逆走(ヨクチュヘン)という、今のK-POPシーンを象徴するようなサクセスストーリーを描いています。
今回は、日本のK-POPファンも絶対に知っておきたい、RESCENEがなぜここまで韓国で愛されているのか、その理由を日本との比較を交えながら深掘りしてみます。
日本との比較で見えてくること
韓国のエンタメ業界において、「ミーム」がアイドルの人気を押し上げるケースは珍しくありません。しかし、RESCENEのバズり方は、日本発のサブカルチャーと韓国特有のローカル感が絶妙にミックスされた、非常にユニークなものです。
まず注目したいのが、日本人メンバー・ミナミの「ギャル」スタイルです。日本では1990年代から2000年代にかけて一世を風靡したギャル文化ですが、K-POPのアイドルの世界では、色白で透明感のある「清純派」や、クールで洗練された「ガールクラッシュ」が長らく主流でした。そこにミナミが、派手なメイクや平成レトロを感じさせる「ギャル」のバイブスを持ち込んだのです。日本のファンからすると「懐かしい!」と感じるスタイルかもしれませんが、韓国のZ世代にとっては新鮮で、Y2Kトレンドとも相まって「個性的でカッコいい」と受け入れられました。K-POPの洗練されたクオリティに、日本のギャル特有の自由でポップなエネルギーが融合したことで、圧倒的な存在感を放つようになりました。
そして、グループを全国区の知名度に押し上げたのが「巨済(コジェ)ヤッホー」ミームです。巨済市は韓国の南部に位置する島で、自然豊かで造船業が盛んな地域です。ある日、メンバーがノリで叫んだ「巨済ヤッホー!」という言葉が、その飾らないローカルな響きとアイドルとのギャップで大ウケ。SNSで瞬く間に拡散されました。ここが韓国の面白いところですが、このミームがバズった結果、なんと巨済市がRESCENEのメンバー全員を「巨済市広報大使」に任命したのです。ネットのジョークを行政が即座に拾い上げ、公式なコラボに発展させるこのスピード感は、韓国ならではのダイナミズムと言えるでしょう。
さらに、メンバーのゼナとウォニの存在も欠かせません。ゼナは新羅の古都である慶州(キョンジュ)出身であり、そのことから「新羅の姫」と呼ばれています。一方、ウォニの個人YouTubeチャンネル(その名も「こんにちはウォニです。よろしくお願いします」という直球すぎるタイトル)では、すっぴんで夜食を食べたり、メンバーとふざけ合ったりする超リアルな日常を公開しています。日本のアイドルでも親近感は重要ですが、ゼナの持つ高貴なイメージと、ウォニの親しみやすすぎるキャラクターとのギャップが、ファンの心を強く掴んで離さないのです。
これらのミームと親近感が相乗効果を生み、彼女たちの過去の楽曲『LOVE ATTACK』が音楽チャートを再浮上する「逆走(ヨクチュヘン)」現象を引き起こしました。作られたイメージではなく、メンバーの素の魅力が音楽の評価にまで繋がるという、まさに今の時代を象徴するアイドルの姿です。
実際に体験するには
RESCENEの魅力をより深く知りたい、または次の韓国旅行でこのトレンドを体験したいという方へ、いくつかのアドバイスをご紹介します。
1. ウォニのYouTubeチャンネルを観る 韓国語が分からなくても大丈夫です!彼女のチャンネル「こんにちはウォニです。よろしくお願いします(안녕하세요원이입니다잘부탁드립니다)」は、編集のテンポやテロップの出し方が非常にユーモラスで、言葉の壁を越えて楽しめます。アイドルがここまで素を見せるのか!と驚くはずです。K-POPアイドルの裏側を知るリアルなVlogとして最適です。
2. 逆走ヒット曲『LOVE ATTACK』を聴く チャートを逆走するには、ミームの面白さだけでなく「楽曲そのものの良さ」が不可欠です。『LOVE ATTACK』を改めて聴いてみると、その洗練されたボーカルと中毒性のあるメロディに驚くはずです。ミームきっかけで曲を知り、そのまま曲のクオリティに沼落ちする韓国ファンの気持ちがよく分かる名曲です。
3. 巨済(コジェ)市へ足を運んでみる もし韓国の地方都市へ旅行する機会があれば、釜山から少し足を伸ばして巨済市を訪れてみてください。「巨済ヤッホー!」の聖地として、今韓国の若者たちの間で新たな観光スポットとして注目されています。
- 風の丘(パラムエオンドク): 海を見下ろす丘に風車が立つ絶景スポット。ここで「巨済ヤッホー!」と叫んで動画を撮るのが最新のトレンドです。
- 外島(ウェド)ボタニア: 船で渡る海上の植物園。まるでヨーロッパのリゾートのような美しい景色が広がっています。
4. K-POP流「ギャル」ファッションに挑戦 ミナミの影響で、ソウルのホンデ(弘大)やソンス(聖水)では、Y2Kアイテムにギャル要素(ルーズソックスや派手なヘアアクセサリーなど)を取り入れたファッションを楽しむ若者が増えています。韓国旅行中に「ハルフィルム」などの韓国プリクラを撮る際は、ぜひミナミのような「ギャルピース」でキメてみてください!